「歩く」基本
人はなぜ歩くのか?
移動する手段以外で、人はなぜ歩くのだろう?
人によって、歩く目的は違う。
ダイエットのため、生活習慣病予防のため、認知症予防のため、気分転換など、いろいろ考えられる。
何が正解で、何が間違いでもない。
動機は様々だけど、そこにはやっぱり何か歩く目的があるから歩いている。
しかし、歩くことが嫌いな人もいる。
中には、歩くのが苦痛だという人もいる。
そんな人は、歩くくらいならバスやタクシーに乗るって言っている。
どうにかして歩かないですむよう考えさえいる。
まぁ、人によって様々だけど実際に散歩に行くと結構歩いている人に出会う。
そんな人たちの多くは、やはり目的をもって歩いている。
活き活き元気良く歩く人、夫婦や親子で楽しそうに歩いている人たち。
じゃあ結局、人はなぜ歩くのか?
移動の手段としての歩くこと以外で言えば、やはり楽しいから歩いているように思える。
「歩く」速さはどれくらい?
以前、「歩く」と「走る」の違いについてお話しましたが、
今回もその違いについてお話してみます。
以前このテーマでお話した内容は『動き』についてでした。
今回の違いは『速さ』についてです。
あなたの「歩く」速さはどれくらいですか?
ほとんどの人は測ったことがないと思います。
近所のスーパーや駅など何か目標があって、家からその場所まで何分で歩けるなどのケースなら分かる場合もあるでしょう。
そこで1分間に何m歩くかを求める場合、このような計算式になります。
【 歩行速度 = 歩幅 × ピッチ 】
一般的の成人の普通の速さの歩行時の歩幅は、60cm~75cmです。
身長の約40%に相当するといわれています。
身長150cmの人で60cm、175cmの人なら68cmで計算します。
1分間の歩数(ピッチ)は、個人差はありますが、平均100歩前後です。
よって計算すると、
一番小さい数字:0.6m × 100 = 60
一番大きな数字:0.75m × 100 = 75
一般成人の歩行速度は、60~75m/分の速度で歩いていることになります。
あくまで平均的な数字ですので、これより早かろうが遅かろうが構いません。
自分のペースで楽しく歩くことが大切です。
「歩く」と「走る」動作の違い
突然ですが「歩く」と「走る」の違いはわかりますか?
どんなことでもいいので考えてみてください。
それぞれの動きを思い出し、頭の中で比べてみると・・・・
私が真っ先に思いつくのは「スピード(移動する速さ)」でした。
次に客観的に動きを観察してみると、走る動きの方が跳ねるように上下運動が激しい感じがしました。
・・・・で、答えは、
「歩く」動作は、必ずどちらかの足が地面と接しています。
「走る」動作は、両足が地面から離れている瞬間があります。
やはり「走る」は、小さなジャンプの繰り返しなのです。
そのために「走る」動きは「歩く」動きと比べて、より速く移動することができるのです。
逆に、「走る」方が着地の衝撃は大きく、一歩ごとに受ける重さは体重の約3倍もの衝撃を受けるそうです。
ちなみに「歩く」方は体重の1.2倍です。
体重70kgの人の例を挙げると、歩行時の着地の衝撃は84kg、走行時では210kgにもなります。
かなりの差ですね。
改めてこういう数字を見ると、膝や足首に負担がかかるので十分な準備運動が必要だということが分かります。
「歩く」と「走る」動作において、使われる筋肉自体には大きな違いはありません。
どちらの動きも主に、太ももの前面の筋肉である大腿四頭筋と、ももの裏側の筋肉であるハムストリングス、脛(すね)の筋肉である前脛骨筋、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋などが使われています。
よって、運動不足解消のためにジョギングやランニングを始めようと思っている人は、いきなり走ると筋肉などを傷める恐れがあります。
「歩く」も「走る」も基本的に同じ筋群を使う動作なので、まずは「歩く」こと、ウォーキングから始めるのをオススメします。
「歩く」ペース
人によって歩くスピードって違います。
歩幅や足の動く早さで全然ペースが変わってきますよね。
一人で歩いていても疲れないのに、他の人と一緒に歩いていると短い距離であっても疲れることがよくあります。
昔は遠足など集団で歩くことがありましたが、人数が多ければ多いほど何故か疲れてしまいます。
それは自分のペースで歩けていないから疲れてしまうのです。
だから歩く距離の影響も多少ありますが、自分のペースで歩くと疲れにくくなります。
私には3歳の息子と今月で2歳になる娘がいます。
たまに散歩に出掛けますが、とにかく疲れます。(当然のことですが・・・・)
子どもって自分勝手にバラバラに歩くのは仕方のないことですからね。
しかし、子どもとの散歩はいい運動になりますよ。
運動目的、それも痩せるために歩く場合は、思ったより速く歩かないと効果が少ないんです。
例えば安静時(椅子などにじっと座っている状態)の脈拍が1分間に60回とした場合、40歳の方だと1分間に約130回もの心拍数を上げるほどの運動をやらないと良い効果得られません。
人によって心臓の強さが違いますし、心疾患をかかえている方もいらっしゃいます。
はじめは無理をせず、徐々に自分に合ったペースをつかんでいけば安全に歩けます。
どうせ歩くのなら、楽しい方がいいですもんね。
