歩行は何メッツ?
みなさんは『METs(メッツ)』という言葉を聞いたことありますか?
メッツは運動の強さを表す単位です。
欧米では古くから「METs」を運動強度の目安として使っていました。
日本でも近年、運動処方や運動指導の現場では使われていたものの、一般的にはまだ広まっていませんでした。
それがやっと、昨年日本国民に広まるきっかけができたのです。
厚生労働省は、身体活動と運動による生活習慣病予防が大切であることから、数々の研究の成果を元に「運動基準2006」と、その基準に基づいて安全で有効な運動を国民に広く普及させるために「運動指針2006」を策定しました。
この運動基準と運動指針の中に「メッツ」を単位として、いろいろな身体活動や生活活動が示されています。
「メッツ」とは、身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかを表します。
例えば、座って安静にしている状態が「1メッツ」で、普通の速さで歩くと「3メッツ」になります。
今回の「運動基準2006」と「運動指針2006」では、このメッツに時間をかけた値を新しい量の単位として「エクササイズ」と表現することも決まりました。
例えば、3メッツの運動を1時間すれば3エクササイズになります。
また、6メッツの運動を30分(1/2時間)行っても3エクササイズです。
何やらややこしくなってきました。
ちなみに、他の身体活動や生活活動をご紹介します。
これらは全て比べやすいように「1エクササイズ」になるための時間で計算されています。
★3メッツの活動20分間
普通歩行(平地を約67m/分)・屋内の掃除・自転車エルゴメーター(自転車こぎ:50ワット)・バレーボール・ボーリングなど
★4メッツの活動15分間
早歩き(平地を約97m/分)・自転車移動(約16km/時未満)・水中運動・卓球・太極拳・アクアビクスなど
★6メッツの活動10分間
家具や家財道具の移動・スコップで雪かき・高強度のウエイトトレーニング・バスケットボール・水泳(ゆっくりしたストローク)など
3メッツの活動を20分間、6メッツの活動を40分間、強さと時間をどちらも倍に行った場合、前者は60エクササイズ、後者は240エクササイズになります。
なんと、4倍です!
みなさんが使うことは、まだしばらくないかもしれません。
今後、こらからはこのような基準や指針が使われますので頭の隅にでも残しておいて下さい。
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