基礎代謝の基礎知識
「基礎代謝」ってご存知ですか?
からだの中の全てのエネルギー代謝(わかりやすく言えばカロリーの消費)は、食事・仕事・運動など、いろんな外的要因に影響されます。
その中でも脳などの神経系器官、心臓などの循環器系器官、肺などの呼吸器系器官、肝臓などの消化器系器官、さらにはホルモンの分泌など、生命を維持するためにあらゆる器官が働くことでエネルギーを消費しています。
このように生理的に必要な最小限のエネルギーを消費している代謝を「基礎代謝」といいます。
じっとしていても身体の中のエネルギーはどんどん消費しています。
しかし、その消費量には個人差があります。
乳児期の基礎代謝量は、約500kcal/日だそうです。
基礎代謝量がピークになるのは、男性が16歳、女性が14歳です。
男女それぞれ、ピーク時の基礎代謝量は、男性が約1600kcal/日で女性が約1360kcal/日になります。
そしてピークを過ぎると、加齢とともに年々減っていくのです。
基礎代謝量が減少する原因は、新しい活性組織の増加が起こらず、細胞の活性化も低下していくためです。
男女とも、60歳代でピーク時の80%程度の基礎代謝量になってしまいます。
1日の身体活動量が多い子供は、当然総代謝量も多くなります。
男子のエネルギー量は、6歳で1700kcal/日、10歳で2000kcal/日、16歳で2700kcal/日だそうです。
女子の場合は、6歳で1550kcal/日、10歳で1950kcal/日、14歳で2250kcal/日になります。
これらの値は、基礎代謝量の約1.7倍に当ります。
人生の中で一番元気に動き回る子供の運動量と比べても、活動して代謝するエネルギー消費量は基礎代謝量より低いのです。
それだけ、人間の基礎代謝によるエネルギー消費量は多いといえます。
そもそもエネルギー総消費量は、基礎代謝量と活動代謝量と安静時代謝量を合わせたものです。
基礎代謝量は、もうご存知でしょう!
活動代謝量は、仕事や家事や運動など、動いて消費するエネルギー量です。
安静時代謝量は、寝ていたり座っていたりしている時に消費するエネルギー量です。
ちなみに、安静時代謝量は基礎代謝量より約10%多くエネルギーを消費します。
つまり、基礎代謝量を上げれば活動代謝量も上がるし、安静時代謝量も上がるのです。
これらのことから、健康づくりを行う上で基礎代謝量を増加させることは、運動プログラムを立てる時にかなり重要だということがわかっていただけたと思います。
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