足の動脈硬化「PAD」 全身の血管の危険信号
心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの引き金になる動脈硬化。
動脈硬化は、脳や心臓だけでなく、全身の血管に起こるが、その全身の血管の健康を示唆する疾患ともいえるのが足の動脈硬化「PAD(末梢動脈疾患)」だ。
下肢への血流が非常に悪くなるもので、中高年男性に多い。
症状は歩行時に足が痛くなり、立ち止まると消えることから、運動機能の異常と誤解されがち。
だが、重症になると足の切断に至るから怖い。
この「PAD」の症状と治療法とは?
「動脈硬化は、頭の先から足の先まで、全身の血管で起こります」と、名古屋大学大学院医学系研究科血管外科学の古森公浩教授。
その1つが、「ASO(閉塞性動脈硬化症)」とも呼ばれる「PAD(末梢動脈疾患)」だ。
「手や足の動脈が、動脈硬化によって狭くなったり詰まったりして、血液の流れが悪くなる病気」(同教授)で、初期症状は、足の裏の皮膚が白くなる、何もしていないのに、足がしびれる、足先などに冷えを感じるなど。
やや進むと、間歇性跛行の症状が出る。
同教授は、「数十メートル歩くだけで、ふくらはぎまたは太ももが痛む。
あるいは、坂道や階段を上るとき、立ち止まらないと進めなくなる。
痛みは立ち止まると10分以内に完全になくなる。
こうした症状があるようなら要注意」という。
足の痛みの原因は、「下肢の動脈が狭くなることで、歩行時は、じっとしているときより血液による酸素の供給が必要になるにもかかわらず、十分な血液が届かなくなるため」(同教授)。
進行すると、さらに血液の循環が悪化し、重篤になると足の切断を余儀なくされることもある。
さらに怖いのが、「『PAD』がある場合、脳や心臓など、全身の血管に動脈硬化が進行している可能性が少なくない」(同教授)ことだ。
「PAD」を発症した場合、5年後には、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳梗塞などの脳血管障害などで、約3割が死亡しているという。
同教授は、「『PAD』は、全身の血管の動脈硬化への危険信号。
命の問題として、他の動脈硬化症病変をコントロールすることが大切です」と警告する。
糖尿病、喫煙、高血圧、高脂血症などがあればさらに危険度は高くなり、「喫煙者は非喫煙者の約4倍、糖尿病患者は3倍、高血圧・高脂血症はそれぞれ2倍のリスクがある」(同教授)。
中でも、40歳以上の糖尿病患者は5人に1人が発症し、「50歳以上の糖尿病患者では、29%が『PAD』を発症しているというデータがある」(同教授)という。
足に痛みが出ることから、「PAD」を加齢によるものと勘違いしたり、運動機能の異常と考えて、整形外科を受診する人も少なくない。
大切なのは早期発見早期治療。
まずは、症状の有無をチェック(表)して、深刻な動脈硬化の予防につなげよう。
2007年4月14日(サンケイスポーツhttp://www.sanspo.com/gourmet/club/070414.htmlより)
やはり運動不足は良くありません。
動脈硬化は怖いですよぉ~っ!!
定期的に運動する習慣をつけないと、本当に死んでしまいます。
また、定期の健康診断も必要です。
定期と言っても、最低1年に1回はやっといた方がいいですよ。
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